人気グループ、おニャン子クラブのプライベート・ライフをドキュメントしながら、裏で進行する謎の陰謀を描く。脚本・監督は「PARIS-DAKAR 15 000 栄光への挑戦」の原田眞人、撮影は「ロングラン」の長谷川元吉がそれぞれ担当。主題歌は、おニャン子クラブ(「お先に失礼」)。
ストーリー
4月1日。日本武道館でおニャン子クラブのコンサートが行なわれた。この日を最後にメンバーの河合その子と中島美春がやめていった。東北の高校生であるおニャン子ファン、マージャン・ボーイは同じ高校の陸上部のマラソン・ボーイと共に、7月に行なわれる横浜球場でのおニャン子のコンサートにマラソンして行くことに。一方、おニャン子たちは敏腕プロデューサー帆足のもとで、テレビ、ラジオ出演などで多忙な日々を送っていた。帆足の心配種は、おニャン子たちに密着してちょっかいを出す息子のユージンである。ある日、ユージンはおニャン子の私物を盗みだした男の後をつけた。そこでは隠れおニャン子ファンたちが、盗んだ物でオークションを行なっていた。捕えられたユージンは隠れおニャン子ファンのリーダー、スペードのエースが横浜球場のコンサートを破壊しようと計画しているのを知る。隠れおニャン子にとっては、武道館と同じようにやめていくおニャン子を見るのがつらいのだった。横浜球場コンサート当日。爆弾は時計の文字盤に仕掛けられた。超満員の観客にまじり、交通事故でリタイアしたマラソン・ボーイは入口でマージャン・ボーイを待つ。コンサートは進行していき、これを機にやめていくメンバーが発表されていく。疲労で苦しみながら完走したマージャン・ボーイが現れた。スペードのエースのもとを脱出したユージンは球場へ。そして、エースが文字盤の爆弾を狙うなかユージンは無事、爆弾のとりはずしに成功した。
キャスト
関根勤
スペードのエース
宮川一朗太
マージャン・ボーイ
江口洋介
マラソン・ボーイ
原田遊人
ユージン
今井萌
パピヨン
伊武雅刀
ウフフのタクシー運転手
山口良一
オークショナー
安岡力也
クローバーのキング
桃井かおり
帆足ホタル
スタッフ
監督、脚本
原田眞人
製作
日枝久
撮影
長谷川元吉
美術
丸山裕司
編集
冨田功
照明
小熊良洋
録音
中野俊夫
助監督
渡邊孝好
プロデューサー
角谷優
プロデューサー
岡田裕
プロデューサー補
新津岳人
プロデューサー補
河井真也
主題歌
おニャン子クラブ
スチール
竹内健二
スペシャル・アドバイザー
石田弘
スペシャル・アドバイザー
笠井一二
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1986年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
- 初公開日
- 1986年8月23日
- 上映時間
- 78分
- 製作会社
- フジテレビジョン
[c]キネマ旬報社