森田健作
小林弘二
昭和46年に日本テレビ系で放映された学園ドラマ「おれは男だ!」の続編ともいうべき作品で、津雲むつみ原作の同名漫画の映画化。脚本は「春駒のうた」の石倉保志と「本場 ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇」の中田新一が共同執筆、監督は「まんだら屋の良太」の石山昭信、撮影は「さらば愛しき人よ」の藤沢順一がそれぞれ担当。
小林弘二はサイパンのサンアントニオで、日本語学校の教師をしていた。ある日、母校青葉高校の渡辺タツ校長から手紙が届いた。内容は「進学校となり活気を失ってしまった青葉高校に戻り再建してほしい」というものだった。弘二は母校のために立ち上がった。6年ぶりに鎌倉駅に着くと、妹のかおるとかつてのガールフレンド・吉川操が迎えに来ていた。学校ではタツが体をこわし休んでる間に教頭の大田がすべてを仕切っていた。県内一の進学校となった青葉高では受験勉強の妨げになると、運動部は全国制覇したアメラグ部しか活動していない。弘二はさっそく剣道部の再建に乗り出すが、集まった部員は藤田聡ひとり。しかも、PTAや教頭から横やりが入り、最低5人の部員を集め、今年の公式戦に参加しなければ廃部にするという。教師の多くは弘二に対して冷かったし、勉強第一に考えている生徒たちもクールだった。それでも藤田のほか元剣道部の元橋稔、教育ママの反対を押し切って入部した岸本進、就職組の木崎真弓、弘二の妹で青葉高に進学しているかおるでなんとか5人がそろい、大会に向けて合宿に入った。が、ある日、腕のたつ元剣道部員の伊藤が教頭の命令で元橋に試合をふっかけ手にケガを負わせてしまう。弘二が合宿に夢中になっている頃、操は会社の上司からプロポーズされ悩んでいた。大会当日、対戦相手は宿敵相沢高校。藤田、真弓が敗れたが岸本、かおるが勝ち、元橋に期待がかかる。しかし、彼はケガが重く戦える状況ではなかった。悔しいけど棄権するしかないと思ったとき、良心の呵責に耐えかねた伊藤が代役をかって出て、見事優勝を果たした。再びサイパンから呼び出しのかかった弘二。成田空港には剣道部員ほか改心した教頭や教師仲間も見送りに来ていた。かおるから渡される2通のパスポート。そこには吉川操が待っていた。
小林弘二
小林かおる
吉川操
荻原信彦
大田寅雄
渡辺タツ
監督
脚本
脚本
原作
製作、総指揮、企画、主題歌
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
スチール
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