伴直弥
渡五郎
ミュータントの超能力を持つ五郎は、ある日、未来を予側できるミュータント少女ミチルを知った。彼女は自分の父が乗る飛行船が遂落すると予言した。そして飛行機はミチルの予言どうり遂落した。それは、ガイゼル総統のひきいるデスバー軍団の径人ロボット・ミサイルデスバーの仕わざたった。ガイゼルは、帝王バンバの新人類帝国ファントムにかわって悪の帝国を築こうとしていた。ガイゼルにあざけられたバンバは、五郎が変身したイナズマンに戦いを挑んだ。バンバはミチルを誘拐し人質にとってイナズマンを呼びよせた。死闘をつづけるファントム軍国とイナズマンは新しい超能力ガーバー・イナズマを起し、バンバをほうむった。その時、ガイゼルのデスパー軍団が、何百と姿を現わし、イナズマンを襲った。デスパー軍団は、ファントムとはくらべものにならない強さだった。無限に続く戦いののち、イナズマンはミサイルデスバーを倒した。ガイゼルはいったんは去った。夕陽をあびたイナズマンの顔は、新しい決意に輝いていた。
[c]キネマ旬報社