淫絶夫人 快楽の奥
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淫絶夫人 快楽の奥

1976年1月8日公開、71分
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7年間の受刑のために禁欲を強いられた女が、出獄してからの欲望のほとばしりを描いたロマン・ポルノ。脚本は「ホステス情報 潮ふき三姉妹」の池田正一と「宇能鴻一郎の濡れて立つ」の佐治乾、監督は「新・レスビアンの世界 陶酔」の西村昭五郎、撮影は「アフリカの鳥」の高村倉太郎がそれぞれ担当。

ストーリー

早朝、刑務所の鉄門を和田圭子が七年の刑期を終えて出て来た。郊外の国道をあてもなく歩く圭子を、長距離トラックが乗せてくれた。だが、その運転手は圭子を強引にモーテルに連れ込み、犯した。だが、圭子は抗いながらも、七年振りのセヅクスにしびれるような快感を覚えた。そして、その快楽に揺すぶられながら、いまわしい過去を想い出していた--。圭子の夫・修司は大学の助教授だった。だが、修司は、圭子の父の教授に取り入るために結婚したので、父の死後は、浮気のしたい放題。おまけに、圭子のセックスを徹底的に侮辱した。耐えに耐えた圭子だったが、ある日我慢できず修司の頭に花瓶を叩きつけた--。偶然にも圭子は、刑務所で同房だった君江と再会、誘われてアパートへ行った。そして、君江と内縁の夫とのセックスに、いつのまにか圭子も割り込んでいた。君江の隣室に、どこか陰うつな学生・吾郎が住んでいた。彼は、うっ屈した生活の中で、性意識も屈折していた。吾郎はある日、抱いた売春婦に笑われたために、ナイフで女を脅し、縛りあげ、柔肌をナイフで傷つけ、サディスティックな昂まりの中で、陰部を抉った。圭子は、吾郎が現在新聞で騒がれている“切り裂きジャック”だと知った時、不思議に恐怖心は抱かなかった。かえって、傷ついている吾郎の心を慰めるのだった。だが、やがて、警察に追われた吾郎はビルの屋上から身を投げた。ある日圭子は、かつて夫の情婦だった夕子のパトロン・佐藤京介を知った。圭子は京介と関係を持つことにより、夕子にかつての自分の立場を味わせた。パトロンを奪われて泣きわめく夕子を前に、圭子は絶対的な自信を持つのだった。そして、圭子は身も心も休めるためフランスに行く決意をするのだった……。

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作品データ

製作年
1976年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1976年1月8日
上映時間
71分
製作会社
日活映画


[c]キネマ旬報社