山口小夜子
杳子
研ぎすまされた感性の持ち主である二人の姉妹の心の軌跡を追う。芥川賞を受賞した古井由吉の同名小説の映画化。脚本・監督は伴睦人、撮影は渡部眞がそれぞれ担当。(16ミリ)
深い谷の岩の上に、少女が一人うずくまっていた。下山してきた青年は少女のまなざしに捉えられ立ちどまった。二人は東京で再会する。少女は神経を病んでいた。少女の姉の杳子もまた、かつて同じような病気であった。二人はまるで双子の姉妹のように、反目しながらも同じ軌跡の上を生きているのであった。
杳子
杳子の妹
青年
杳子の恋人
電車の乗客
電車の乗客
手話の男
手話の女
スタジオマン
スタジオマン
スタジオマン
カメラマン
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