脚本
人気TVアニメーションシリーズ「まんが日本昔ばなし」の劇場公開版。「東宝チャンピオンまつり」の1本として公開。
ストーリー
昔々、竹を取ってはカゴやザルを作る、竹取り爺さんがいた。ある日、不思議な光を発する竹から可愛いい女の子を見つけ、自分たちの娘として育てる事にする。女の子は成長すると、多くの人達から求婚された。しかし、娘は誰のもとへも嫁ごうとはしなかった。その頃から娘は、夜ごと月を見てはさめざめと泣くようになった。爺さんが事情を聞くと、娘は月の都の住人で十五夜の日に月から使者が迎えに来るという。それを聞いた爺さんは、たくさんの侍に家を守ってもらうが、月の都の天人を相手に勝てるはずはなかった。何も出来ずに、なげき悲しむ爺さんたちを残し、姫は天馬の引く車に乗って、無言のまま、はるかかなたの月の世界へと旅立って行くのだった。