演出
一九七六年三月、アテネフランセ文化センター映画技術・美学講座高等科のスタッフが三年に渡ってクロムに汚染された江戸川区を取材して完成した長編記録卒業制作作品。テーマとなった“クロム禍”の問題は講師の一人、土本典昭に呈示されたもので、他の講師として、詩人・映画作家の鈴木志郎康、撮影指導に大津幸四郎、録音指導に浅沼幸一、久保田幸雄、ネガ編集指導に浦岡敬一の各氏が参加している。この問題がまだマスコミで騒がれる一年前の昭和五十一年に、“六価クロムの町”江戸川区堀江町を訪れた彼らは、以来土本氏の厖大な資料をもとに大正時代から首都圏各地に投棄されたクロムを追う。
ストーリー
※ドキュメンタリーのためストーリーはありません。
スタッフ
製作
倉岡明子
撮影
小田博
撮影助手、ネガ編集
小林義正
撮影助手
岡学
編集、インタビュー、構成
山邨伸貴
録音、ミキサー
若月治
録音助手
渡辺忠則
協力
日本化学のクロム禍被害者の会
協力
クロム被害研究会
協力
墨東から公害をなくす区民の会
協力
反公害輸出通報センター
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社