朝倉考二
沢村忠
『少年画報』に連載された熱血劇画を、TV漫画に製作されたものである。主人公沢村忠が東洋ライト級チャンピオンになった直後の姿を描く。
沢村忠は満州で生まれすでに五歳の時祖父から中国唐手流の手ほどきをうけた。そして、子供ながらも厳しい訓練に耐え、途中、日本の敗戦、中国人の迫害などに会いながらも真剣に自己をきたえあげた。日本に引き揚げてからの貧乏との戦い。空手の修業。やがてキックボクシングに転向して無残な敗北の後、必殺真空とびひざ蹴りを完成、次々に襲いかかる挑戦者をしりそげてチャンピオンとなった。