片桐夕子
モナリザお京
大人顔負けの悪事をするスケバン・グループの実態を描き、彼女たちの素顔を探る。脚本は佐藤道雄、監督は白井伸明、撮影は「昼下りの情事 裏窓」の山崎敏郎がそれぞれ担当。
錦城学園の女番長モナリザお京を番長としたグループと、椎葉女子高校の洋子を番長とするグループはことあるごとに対立していた。また彼女たちの総番格として“姐御”と呼ばれるユキは、会社の同僚に結婚を申し込まれているが、以前から関係のある南城は別れてくれなかった。一方、総番長選挙の近づいたお京たちは、乱痴気パーティをして資金を嫁ぐが、何者かに持ち逃げされてしまった。そして、お京も洋子の一派の高校生番長・宮川たちに掴まり、暴行を受けた。翌日、選挙にお京が姿を見せなかったため、洋子が総番長を張ることになった。その頃、ユキは南城と別れるために多額の金を彼に渡した。その金は、ユキが洋子やお京たちからせしめた上納金だった。このことを知ったお京たちは南城を痛めつけ、ユキを呼び出して、お京が対の対決を申し込んだ。凄絶な闘いの末、お京はユキに制裁を加えるのだった。
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