リー・ベイアード
Doris_Mansfield
「地獄からきた焔」「一瀉千里」等と同じW・S・ヴァン・ダイク氏 の監督した映画で、主役は「鬼女の精」「悪魔は躍る」等と同じくリー・ベイアード嬢で、相手はフォックス映画でお馴染みのジョージ・ウォルシュ氏。その他ミッチェル・ルイズ氏、エディス・チャップマン夫人、ジョージ・ニコルズ氏等が共演している。
フレッドとドリスとは子供時代からの恋人であった。フレッドは今は密輸入を取り 締まる沿岸警戒の飛行家になっていたが、ドリスの父ジョー船長は金に困って中国人の密輸国を謀るブルースに買収され力を借した。ブルースは暴力に訴えてドリスを妻としたが、彼女は父や警官に救い出された。ドリスはこの悲しみからフレッドとの婚約を破ったのでフレッドはフランスへ去る。5年の後ドリスは生まれた赤児を抱えていた。ブルースが出獄し、フレッドも帰国した。ブルースはドリスから自分が父であることを聞いて改心したが、時既に遅く、追跡を逃れんとして井戸に落ちる。彼の最後の願は、子供に「さよなら、お父さん」を言ってもらうことであった。ドリスはフレッドの胸に初めて幸福を呼ぶことが出来た。
Doris_Mansfield
Fied_Norton
Mrs._Emma_Norton
Capt._Joe_Mansfield
Mrs._Martha_Mansfield
The_Boy
Bill_Bruce
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