続々々番頭はんと丁稚どん チャンポン旅行
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続々々番頭はんと丁稚どん チャンポン旅行

1961年4月1日公開、84分
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「番頭はんと丁稚どん」の映画化第四作。原作者・花登筐が自ら脚色し、「続々番頭はんと丁稚どん」の的井邦男が監督した。撮影も同じく太田喜晴。

ストーリー

大阪道修町の薬種問屋“七ふく堂”の小番頭雁七は、ペテン師谷淵の情婦あけみの色仕掛けにまんまとひっかかって五百万円の商品を盗まれてしまった。退職願を出す雁七に、御隠居は九州にたまっている大口の集金二百万円を五日間で集めてきて責任をとれとの厳命で、雁七は築港から九州へ。その船に忍びこんだのは崑松、小松、平松の丁稚どんだ。別府へ着いたものの、崑松たちは全くの無一文。博多に歩いてきたものの、第一の集金さきの博多堂は折からのどんたく祭りの真最中で、ケンもホロロに払ってもらえなかった。それでも、崑松たちは、行きずりに知り合った侠気の馬賊芸者お紋にたっぷり御馳走になった。第二の集金さきである長崎のバッテン堂へとやって来たが、バッテン堂は金を貸している蝶々夫人からとってくれという。ところが、夫人は旦那のピンカートンがピカドンにやられて以来頭がおかしくなっているので、一行は途方にくれてしまった。その頃、“七ふく堂”では跡とり娘のかな子を追って、恋人の永井が長崎へ旅立とうとしていた。次郎が子供の時、別れた妹へ出した手紙を誤解したかな子が九州へ家出してしまったからだ。そのかな子は、長崎ホテルで七ふく堂の社長と名乗る谷淵にあい、様子をさぐるため暫く彼の秘書代りをすることになった。雲仙にやってきたかな子は、折からやって来た崑松たちと会った。一方、次郎も改心したあけみの手引きでかな子を救出に雲仙にやって来た。追いつめられて本性を発揮した谷淵は、かな子を連れて山道に逃げダイナマイトを振り廻したが、崑松の機転で谷淵は捕えられかな子は助かった。かくて、かな子と次郎の仲は氷解し、とられた品物も改めてバイヤーに売れて事件はめでたく解決、飛行機で大阪へ帰る一行の顔はすごく明るかった。

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作品データ

製作年
1961年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1961年4月1日
上映時間
84分
製作会社
松竹・京都


[c]キネマ旬報社