坂本九
アワモリ九
「アワモリ君売出す」に つづくアワモリ君シリーズの第二作スタッフは前作と同じ。
予備校に通っているアワモリ洋品店の息子アワモリ九と、商事会社の給仕カバ山大学は大の仲よしだ。二人は一匹の捨て犬を拾った。アワモリ家ではおやじが犬が嫌いでひきとれない。大学家では小犬をスキヤキにしようとする始末、折しも通りかかったお嬢さんが大事そうに抱いていった。アワモリは彼女を元殿様の高山家の令嬢加代子と思いこみ悩んだ。夜遅く、変な男に追われる加代子にめぐりあい、二人は刑事をよそおって男を追い払った。加代子は今さら高山邸の門衛の娘ともいえず、アワモリもまた早慶大学のインド哲学科専攻と称してしまった。アワモリは遊園地へ行くデイトまでこぎつけた。二人が楽しそうに話をしていると、高校時代のダルマ先生に見つかった。予備校通いがバレては大変とその場をゴマかした。大学が、おしめの鞄を持って銀行の前に来かかったとき、銀行に押入ったギャングの一人とぶつかった。あわてたギャングは鞄をとりちがえた。彼らは札束がおしめに代っていることを知るとあわてて大学捜査にのりだした。ギャングどもが大学家を襲った。アワモリと大学は逃げるギャングの自動車をオートバイで追うが、やがて白バイが加わり、三つ巴の追跡合戦。翌日、ギャング団を一掃したアワモリたちは警視総監賞を受けた。新聞でおたがいに素性の知れたアワモリと加代子は、「これでやっと肩の荷がおりたね」と楽しげにほほえみ合うのだった。
アワモリ九
アワモリ一
カバ山大学
カバ山万三
カバ山よろめき
加代子
一平
富子
美代ちゃん
ダルマ先生
ギャングの親方
ギャングの乾分一
ギャングの乾分二
ギャングの乾分三
ギャングの乾分四
撮影を見るお嬢さん
保安要員
監督
パチンコ屋の客
轟商事課長
轟商事課員
大家
アワモリ洋品店女の客一
アワモリ洋品店女の客二
氷屋のおやじ
家政婦
署長
アベックの男
アベックの女
別のアベックの男
別のアベックの女
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