佐藤允
真木中尉
「太平洋の翼」の須崎勝弥が脚本を執筆、「ニッポン無責任野郎」の古沢憲吾が監督した航空活劇。撮影は「にっぽん実話時代」の小泉福造。
第一次世界大戦の頃、ドイツは青島にアジア政策の拠点として、ビスマルク要塞を築いた。連合軍の懇請により日本は陸、海、空軍を派遺した。こちらは追浜航空研究部。大杉少佐、国井中尉、二宮中尉、真木中尉達は、フランスから買ったファルマン機の飛行に余念がなかった。大杉に出動命令が下り、飛行機二機を積んだ若宮丸は膠州湾目ざして出動した。その途中、わが艦隊の根拠地に寄り、長官の指示を受けた。そして霊山島に基地を設けた。霊山島で真木は、日本兵に乱暴されそうになった中国娘白麗を助けた。ところが白麗は恋人と若宮丸爆破を図った。恋人は殺され白麗も銃殺と決ったが、女だからと命を助けられて追放された。ある日、大杉達二機は敵中に乗りこんだが、貧弱な爆弾では役に立たなかった。突如真木、二宮の乗る一機が煙をはき敵の領地内に不時着した。二人はうまく逃れ中国民家にかくれたがとらわれた。ドイツの独房に入れられたが、そこで敵の士官と一緒の白麗を見た。その頃司令部でも総攻撃決行を指令されていた。一方二宮と真木は護送される途中白麗の助けもありうまく敵を倒して脱出に成功したが、逃げる途中、吊橋がおちて三人は激流にのまれた。戦死したと思われた真木が一人帰り、ビスマルクの砲台の秘密を知った大杉は、単独攻撃を決意した。しかしそれには地上の補給隊と連絡して、ドイツ領内で飛行機にガソリンと弾を積まなければならなかった。あらゆる難関を突破してたどりついた所は、はてしないどろ沼だった。そこへ若宮丸が爆沈して今や一機となったファルマン機が現れ、どろ沼に到着した。沼だらけの爆弾を積んで出発した。上空に舞い上った真木はビスマルク砲台を攻撃、みごと爆砕した。
真木中尉
二宮中尉
国井中尉
庄司候補生
大杉少佐
揚白麗
趙英俊
加藤長官
戸田大尉
吉川大尉
太田兵曹
村田参謀
艦隊参謀A
艦隊参謀B
艦隊参謀C
警備隊の当直下士
補給隊員A
補給隊員B
牛車の親方
初老の男
男の子
ベルグ中尉
ランゲ大尉
獄房の番兵
列車の警乗兵
機関手
見張所の監視兵
英軍司令官
監督
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳
照明
録音
音響効果
特技監督
特技撮影
特技撮影
光学作画
光学撮影
光学撮影
特技美術
特技照明
合成
合成撮影
特殊機械
特技小道具(火薬)
特技小道具(火薬)
石膏
石膏
特技製作担当者
助監督
製作担当者
整音
特技助監督
スチール
記録
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