渡世一代
渡世一代
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渡世一代

1965年7月3日公開、85分、アクション
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植草圭之助の“男の虹”を、「猟人日記」の浅野辰雄と田辺五郎が共同で脚色、「意気に感ず」の斎藤武市が監督したアクションもの。撮影は「涙をありがとう」の萩原憲治。

ストーリー

革新政治結社が暗躍した大正中期。浅草の大親分・飯塚は警察に病床から引っ張られ、彼が所属する大道連盟の資金源について連日厳しい訊問を受けていた。そんな飯塚の身を案じて、女房おしのや、代貸しの伊蔵は所轄署へ日参した。やがて警察の目は伊蔵にもむけられるようになった。これを察した伊蔵は留守を舎弟・木南にたのみ、なじみの芸者・駒千代のもとで身仕度をととのえると別れを惜しむ駒千代をあとに一人旅に出た。途中伊蔵は、作り酒屋の儀兵衛と知り合い、その孫娘・雪枝らの手あついもてなしで、一時の家庭生活を味わった。が、それもつかの間、ある日伊蔵のもとに飯塚組からの手紙が舞いこんだ。疑いが晴れて飯塚親分は出所したものの、新興ヤクザ堂組の横車で縄張りを奪われたというのだ。伊蔵は急遽飯塚組にもどった。その頃堂組では、親分・堂島をはじめとする山源、新権、それに客人・草刈らが集って飯塚組なぐり込みの計画が練られていた。一方の飯塚組でも、以前カタギの娘に手をつけ、組を破門になっていた銀次が機関銃を持って舞いもどり、堂組のなぐり込みに備えていた。機は熟し、飯塚組は機関銃にものをいわせて堂組を撃退した。だが銀次が持ちこんだ外国製の機関銃の件で、警察は銀次や伊蔵を調べはじめた。難をのがれて、銀次と伊蔵は雪枝のもとに身を隠した。が、数日後伊蔵は、飯塚組からの呼び出しで雪枝のもとを離れた。雪枝に横恋慕する銀次は口実をつけて居残ると、雪枝を手ごめにし、さらには女郎屋に売りとばしてしまった。やがて雪枝は胸を侵され命を絶った。これを知った伊蔵は、今は堂島のもとに寝返った銀次と堂組に単身なぐり込み、銀次を刺すとかけつけた飯塚や駒千代に見守られて自らも絶命した。

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作品データ

製作年
1965年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1965年7月3日
上映時間
85分
製作会社
日活
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社