トニー・カーティス
Bob_Weston
ヘレン・ガーリー・ブラウンの原作からジョセフ・ホフマンがストーリーを構成、ジョセフ・ヘラーと、デイヴィッド・R・シュワルツが共同で脚色、「パリで一緒に」のリチャード・クワインが監督したピンク・コメディ。撮影は「セパレート・ベッド」のチャールズ・ラング、音楽はニール・ヘフティが担当した。出演は「ムッシュ・コニャック」のトニー・カーティス、「マンハッタン物語」のナタリー・ウッド、「西部開拓史」のヘンリー・フォンダ、「ローマ帝国の滅亡」のメル・ファーラー、ほかにローレン・バコール、フラン・ジェフリーズ、レスリー・パリッシュなど。カウント・ベイシーと彼の楽団が特別出演する。製作はウィリアム・T・オア。
ボブ(トニー・カーティス)は由緒ある雑誌社に編集長として雇われた。ボブは規定ギリギリの線までのワイセツ雑誌にする方針にし、そのころのベストセラー「セックスと独身女性」の著者ヘレン(ナタリー・ウッド)を攻撃することで売れ行きは急上昇、秘書のスーザンを相手に大いにはりきった。彼のアパートの隣にすむフランク(ヘンリー・フォンダ)は婦人靴下製造業の社長で、定期的に夫婦喧嘩をするのだが、ある夜、フランクの愚痴を聞いて名案を思いついた。翌日ボブはフランクになりすまして会ってくれなかったヘレンを訪れた。泣きおとしでヘレンの同情をかった。ボブがヘレンに傾いていくにつれ、約束の記事にも触れないようになり、社長はイライラしはじめた。その後、ボブがうまくヘレンを誘いだし、永遠の愛をささやいたものだが、ムードたらずで失敗。そのうちヘレンはフランクの妻シルビアを訪れ、親友になってしまった。ボブはシルビアは正妻でないと主張し、そんなことからとうとうシルビアは何も知らないフランクを重婚罪で告訴し牢にぶちこんでしまった。離婚訴訟にラスベガスへ行く支度をしているシルビアのところへヘレンが来た。それでボブがフランクの名をカタっていることに気づいた。ヘレンはボブが記事ほしさに自分をたぶらかしたのだとわかった。ヘレンは妙な雑誌など見なくて済むところへ行くために飛行場に向かった。一方、警察から釈放されたフランクも、シルビアが迎えにくるときくや飛行場に向かった。フランクの車をシルビアが追ったのはもちろんのこと。これに白バイが加わり、一同は次から次へとお互いの車をかえっこする大騒ぎとなったが、飛行場ですべてが判明したのだった。
Bob_Weston
Helen_Brown
Frank
Sylvia
Rudy
Gretchen
Susan
The_Chief
Motorcycle_Cop
Helen's_Cabbie
監督
脚本
脚本
脚本
原作
製作
撮影
音楽
[c]キネマ旬報社