エヴァ・ノヴァク
Velma_Patton
ジェーン・ノヴァック嬢の妹であり、「美しき女賊」で初めてスターに昇進したエヴァ・ノヴァク嬢の第2回作品で、「灰色の幽霊」等の監督者スチュアート・ペイトン氏が得意の活劇的手腕を用いて監督している。相手はL・C・シャムウェイ氏とジャック・ペリン氏とである。
ヴェルマという娘はサム・パットンと結婚し、ヨットに乗って南海に向かう。しかるにサムはヴェルマを虐待し、同船せるアンナ・メイヒウというかつてコーラス・ガールであった女に近づいていた。ある嵐の夜、ヴェルマは夫と争っている時船は覆り、彼女は夫を死んだと信じてある孤島に漂着する。ポール・マックという飛行中尉は水上飛行機の故障でこの島に着陸し、ついにヴェルマと相思の仲となる。ところがこの島は凶悪な酒類密造者の巣窟で、2人は彼らに捕らえられる。しかし2人は逃れ、カリフォルニアのヴェルマの邸宅に帰った。所が死んだと信じていたサムはアンナと共にあった。彼は重病から回復しかけていたのである。ヴェルマはポールと心にもなく別れ、夫の看護に力を画す。サムは自分が今まで彼女になした不実を悔やみ、自分の妻として一生暮らさねばならぬ彼女の不幸を思って、自殺し果てる。ヴェルマは今はポールと自由に結婚し得る身となった。そして夫の操る水上飛行機に乗って、2人が初めてあった思い出の島へ旅に出発する。
Velma_Patton
Anne_Mayhew
Lieut._Paul_Mack
Sam_Patton
Red_Galvin
Jud_Rossen
First_Male
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