東京ナイト
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東京ナイト

1967年10月7日公開、80分
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「二人の銀座」のコンビの才賀明がシナリオを執筆し、鍛冶昇が監督した青春もの。撮影は「花と果実」の小栗準之助。

ストーリー

舞妓の小はなは、祇園の「菊の家」を継ぐのが嫌さに、東京・京都間の運送トラックに秘かに乗込んで家出してしまった。やがて東京に着いた小はなは、運送会社の若旦那で大学生の健が、自分のバンドの歌手の美知子が交通事故で入院し、テレビで次の週に行なわれるバンド対抗戦のために歌手を探しているのを知り、自らそれを買って出た。バンド仲間たちのアパートを泊り歩いて歌の練習を始めた小はなは、美知子が入院のために明けているマンションを借りることにしたのだが、そんな小はなには、東京ですることがあった。それは、自分と同じように水商売の家を継ぐのを嫌って、駆落ちして上京した姉の雪枝を探すことだった。元祇園にいたバーのマダム駒子を訪ねた小はなは姉の消息を聞いたが、駒子は何故か言葉を濁した。一方、そのことを知った健たちは、独力で雪枝を探すべく、あちこちを駆けずり回りとうとう雪枝を探しあてたのである。しかし小はなは、雪枝があれほど嫌っていた水商売に戻っているのを見て幻滅を感じるのだった。小はなは、雪枝が母キクの実子ではなく、そのために小はなに家を継がせるべく身を引いたという真相を知らなかったのだった。それを知っているのは駒子だけだった。駒子は健から、小はなが雪枝に乱暴な言葉を浴びせたということを聞いて、初めて雪枝が家出したわけを話したのである。すべてを知った小はなは、再び雪枝を訪ねて和解すると、「菊の家」を継ぐ決心をした。京都に戻る前に、やがて来たバンド対抗戦の舞台で、小はなは見事に美知子のピンチヒッターをつとめ、健のバンドを優勝させ、それを置きみやげに、小はなは健たちに見送られながら京都に帰っていくのだった。

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作品データ

原題
Tokyo Knight
製作年
1967年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1967年10月7日
上映時間
80分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社