アイリーン・カッスル
Sheila_Cardross
「暗黒の妖星」の原作者ロバート・チャムバース氏の社界小説をクララ・S・ベランジャー女史が脚色し、チャールズ・メイン氏が監督した映画である。有名なる舞踏家であり、墜死して有名となった米国飛行中尉ヴァーノン・キャッスル氏の夫人であったアイリーン・カッスル嬢の本邦に紹介された最初の特撮映画で、対手は「踊り狂いて」出演のデイヴィッド・パウエル氏である。ユ社でスターになったアン・コーンウォール嬢も端役を演じている。「その力強き点によりてばかりでなく、美術的の映画としても永く記憶される」とニュース社は評している。
カードロス家の養女シーラがパーム・ビーチへ逗留中、建築技師ガーレット・ヘイミルは彼女に心惹かれたが、シーラはルイズ・マルコートの妻であったので、もちろん彼の恋を容れることはできなかった。シーラとルイズの結婚はただ名ばかりのものであり、かつ世間に秘密にされていた。ルイズを愛せない彼女としては真の愛を捧げるガーレットを夫としたいのであった。愛しあうことのできぬ2人には激しい悩えが来た。しかし遂にルイズが自殺したことによって2人は永久に結合された。
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Mrs._Cardross
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