南美川洋子
神永夏江
「続セックスドクターの記録」の高橋二三が脚本を執筆し、同作品でコンビを組んだ弓削太郎が監督したシリーズ第四作。撮影は「ある女子高校医の記録 初体験」の渡辺公夫が担当した。
神永夏江、影山ルリ、三瓶花子、寺内みき、津田恵子の五人は、修学旅行先の東京で、集団蒸発してしまった。彼女らの書置きには、明日夕刻の新幹線発車時間に、間に合うよう帰るとしたためてあったが、校医の大杉と教頭の馬場は、早速五人の捜索にのりだした。その頃、ルリはかつて同姓愛の関係にあった先輩のたか代と再会していた。二人目の女高生夏江は、バー“姉妹”を訪れ就職を頼みこんでいた。花子が訪れた先は、落語家小円遊の家だった。強引に小円遊と対面した花子は、弟子入りの約束をとりつけ、しかも故郷から持参したヒスイの原石を落語家連中に売りつけ、ホクホク顔だった。四人目の女高生みきは、一行から離れると、とある大病院に無断で泊り込み、入院患者にヒスイの原石を売りつけた。だが、そこで診察を受けたみきは、妊娠を告げられ大杉に相談するのだった。最後の蒸発女子高生津田恵子は、修学旅行の機に家出を企んでいた。両親から気のすすまぬ結婚を催促されていたからだった。幼馴染の祐二を訪れた恵子は、彼の勤めるサウナ風呂で働くことになった。そんな頃、大杉はみきの案内でバー“姉妹”を訪れホステスのジュンと再会していた。それは、二人の仲を知った夏江の仕組んだ作戦だった。そこで、大杉は彼女たちが蒸発し、ヒスイの原石を売り歩いたのが、恵子のためと知らされた。やがて、修学旅行団は恵子を残して東京を発った。こだま号が名古屋に着いた時恵子が乗りこんで来た。家出を思い直しひかり号で追いかけて来たのだった。
神永夏江
影山ルリ
三瓶花子
寺内みき
津田恵子
大杉圭一
馬場
三好映子
三遊亭小円遊
柳亭小痴楽
林家木久蔵
柳家小きん
富山
寺内彦三郎
千葉万作
中川ジュン
中川百合
最上祐二
森たか代
土屋
平井
小池医師
菊江
宿屋の番頭
大河内
小夜子
谷
グループサウンズA
グループサウンズB
グループサウンズC
[c]キネマ旬報社