肉体の野獣
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肉体の野獣

1960年5月7日公開、74分
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土屋啓之助監督の第一回作品で、同監督は昭和二十二年新東宝入社、千葉泰樹、市川崑、小森白らに師事した。脚本は金田光夫に土屋啓之助、撮影は「大天狗出現」の平野好美。

ストーリー

青年医瀬川が三年の遊学から帰ってきた時、恋人は行方が知れなかった。彼は城南病院産婦人科で次第に評判をあげていき、院長候補に目され始めた。ある日院長の代理で手術を行おうとした時、患者は恋人矢島ルミ子だった。彼はルミ子の家を訪ねて、くわしく聞いた。--矢島家が倒産し、彼女は外国人と結婚させられた。そのあと、ナイト・クラブのマダムをした。--彼は彼女を許せなかった。が、親友の宮原から励まされ、結婚を決意してクラブを訪ねた。が、ルミ子こそ、町のボス吉野の情婦なのを知り、彼は復讐を心に誓った。肉体の野獣と化したのだ。病院外での、彼の生活は一変した。彼に同情していた看護婦の安川や、アパートの未亡人早苗が、彼の毒牙にかかった。彼はまた、宮原の出張の間に、その許婚者啓子を襲った。テレビスター千鳥をもおどした。が、みどりは彼への同情をすてなかった。彼は院長の娘瞳から好意をもたれていたが、みどりは院長に彼の行状を密告した。院長は彼をさとしたか、逆に二号との関係を種におどされ、娘との結婚を承諾した。式は終った。瀬川はルミ子が脅喝傷害の吉野と共犯で捕り、釈放されたのを知ると、彼女を思い出の江の島に呼び出した。彼女は彼を信じ、吉野の手を逃れてきた。瀬川は瞳と二人で現われ、彼女をあざ笑った。が、立去りかけた彼に、木蔭からみどりがぶつかっていった。野獣は刺され、死んだ。

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作品データ

製作年
1960年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1960年5月7日
上映時間
74分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社