紅扇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
紅扇
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紅扇

1952年3月20日公開、95分
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製作は「若人の誓い」の小出孝で、「めし」の田中澄江が婦人倶楽部に掲載の原作『母の舞う時』から脚色したもの。N・H・Kからラジオ・ドラマとして放送された。監督は「わが恋は花の如く」の原研吉で、「南風」の森田俊保が撮影に当たっている。出演者の主なものは、「夢と知りせば」の木暮実千代、「本日休診」の柳永二郎、「波」の岩井半四郎、「とんかつ大将」の高橋貞二と幾野通子、「この春初恋あり」の小林トシ子のほか、森川まさみ、小園蓉子、市川春代、吉川満子など。

ストーリー

新橋菊之家の菊奴は、踊りと男嫌いで通った芸者だったが、抱えの文江が愛人の、芸能新聞の記者瀬木の子を身ごもったと知ったとき、文江に早く腹の子を処分することをすすめた。それは彼女の過去に同じ経験があるからだった。十九年前花子と名乗って芸者で出ていた時、彼女は愛人山川にすてられその上二人の間の子供を、相手の夫人に取りあげられてしまったのだった。それからの彼女は一時自棄になって、堅気になった親友の春子がたずねて来ても無愛想にあしらうのだった。しかし、終戦後山川家の焼跡をたずね、自分の生んだ子の行方も知れないとなると、彼女は呆然としてしまった。が、偶然出会った昔の師匠しげに会ったり、春子にはげまされたりして、再び新橋から出て、今は芸一本で生きる名妓としてうたわれていた。彼女を世話しようという土建屋安田の元主人が山川で、安田の口から娘百合子が山川夫人の手で立派に育てあげられると聞いたとき、彼女は娘に会えないながらも生き甲斐のわきあがるのを感じた。そして母情のせつなさを描いたが故にことわっていた新作「隅田川」を踊る決心をすると共に、文江にも立派に赤ん坊を生めと、あたたかくいうのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1952年3月20日
上映時間
95分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社