水色のワルツ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
水色のワルツ
水色のワルツ
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水色のワルツ

1952年5月15日公開、86分
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「栄冠涙あり」の三上訓利の製作で、藤原洸の原案から「限りなき情熱」の舟橋和郎が小森静男と共同で脚色、プロデューサーの青柳信雄が新人松林宗恵と共同で監督に当たっている。撮影は「娘十八びっくり天国」の友成達雄。出演者は「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の折原啓子、「上海帰りのリル」の水島道太郎、新人として東映が売り出し中の直木三千代、島村美子、長谷川菊子、魚住純子の四名、その他古川緑波、小林十九二、田中春男のベテラン、「朝の波紋」の上原謙、オペラ歌手大谷冽子の特別出演などである。

ストーリー

信州伊那町--この湖畔の町の白萩高女へ山本汲子が赴任してきて、ようやく土地に親しみを感じるようになった春のなかば頃、彼女の東京時代の知友高松宏がこの町を訪れた。彼はこの土地である医学上の研究を続けるというのである。田舎町の寂しさをかこていた汲子は宏の来訪を喜び、二人の親しさは急速に増していった。この二人の交友は、汲子の教え子で宏の宿の娘直子の心を、なぜかそそるものがあった。カメラのいたずらで作られた汲子と宏の抱擁する写真が校内に何者かの手で張り出され、静かな学校内に波紋を巻き起こした。直子の仕業だった。けれどこの事件は汲子と宏の心を一層近づけるばかりであった。が、宏が直子のいたずらを懲らしめてやろうとしてしたことが、不注意から直子を失明させるという結果を生んだ。宏のそれからの生活はただ直子の目を何とかして治癒させたいという努力に終始し、直子もひたすら宏の力にすがっていった。そして直子は宏なしでは生きられないような気持ちを意識し、宏も、もし直子の目が開かない時には直子の将来に責任を持たなければならないのか、と思うのであった。汲子も悩みながらそうした宏を理解しようと努力した。けれどそれを知った直子は夜半一人病院を抜け出して、見えない目で湖畔へ向かった。そして図らずも街角で汲子に出会った。二人は思わずひしと抱き合った。そして二人の間に流れる師弟の愛情は、喜ばしい解決への希望をもたらすのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1952年5月15日
上映時間
86分
製作会社
東映東京


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