トンチンカン三つの歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
トンチンカン三つの歌
トンチンカン三つの歌
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トンチンカン三つの歌

1952年7月3日公開、86分
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「母山彦」の八住利雄のシナリオを「腰抜け 伊達騒動」の斎藤寅次郎が監督し、「水色のワルツ」の友成達雄が撮影を担当している。出演者は「おかる勘平」のエノケン、「恋風五十三次」の金語樓、「西遊記(1952)」の花菱アチャコ、「娘初恋ヤットン節」の清川虹子、「お洒落狂女」の関千恵子の他に、田端義夫、城正彦、伴淳三郎等多彩な顔ぶれである。

ストーリー

仲のいい房子と明夫の二人に房子の父の金助はヤキモキしている。房子の勤めている研究所の天才科学者根本も密かに房子を恋していたが、どうも思うように表現できない。年甲斐もない親爺のやきもちをやめさせようと、房子は兄の圭一と図って女医立川さくら女史との仲をとりなす。さくらの実子は金助の義弟の阿吉が育てているアヤ子であるが、阿吉は貧乏なためアヤ子を一時預かってくれと金助に頼む。思いがけずアヤ子と対面したさくらは、金助と結婚して一緒に自分たちの子供として育てたくなるが、阿吉は承知しない。一方、明夫は尊敬している根本が房子を恋していることを知って身を引こうとし、悲しんだ房子は行方不明になるが、根本がテレヴィジョンで彼女がインチキ師に誘拐されているのを知ると、根本は明夫に助けに行くように命じ、自分は房子をあきらめるのであった。また、阿吉とさくらも、二人の間で悩んでいる子供とお互いの子供に対する愛情を如実に見せられて、自分たちのわがままを考え直すのだった。お父ちゃんもお母ちゃんも二人できたんだよと言い聞かされたアヤ子は、明るい気持ちで張り切ってNHKの「三つの歌」に出場し、みごとに三つとも歌ってしまう。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1952年7月3日
上映時間
86分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社