総理大臣の恋文:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
総理大臣の恋文
総理大臣の恋文
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総理大臣の恋文

1953年2月25日公開、84分
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日劇ステージ・ショウのプロデュース、演出に当っていた山本紫朗の映画プロデュース第一回作品。館直志(渋谷天外)の『首相の恋文』を「底抜け青春音頭」の八柱利雄が脚色し、「珍説忠臣蔵」の斎藤寅次郎が監督した。撮影は「底抜け青春音頭」の友成達雄、音楽は「ギラム」の松井八郎である。「巣鴨の母」の三益愛子が大映から特別出演し、これに「春の囁き」の鈴木孝次、「夫婦」の田代百合子、「七色の街」、の広瀬嘉子、「吹けよ春風」の島秋子、またアチャコ、堺、伴、柳家、清川等の喜劇陣、NHK声優の熱海幸子、テイチクの田端義夫などが出演する。

ストーリー

議会抜打ち解散、とあつて首相烏山を党首とする太平党、野党の民野党の選挙戦が火ぶたを切る。ここ伊豆半島の小都市でも民野党外団のボス遠山、公認候補春日井らと、与党の候補浦田、市長幸田、金づるの大東レーヨン社長大東らがにらみあっている。与党一派は温泉旅館水明館に陣どり、芸者総あげのドンチャン騒ぎをはじめる。かねてより水明館の娘光江に目をつけていた大東は、金の力で誘惑する。肺疾の夫の療養費にも事欠く彼女は、思いあぐんで女中のおその婆さんに相談した。律気一方のおそのが懇々光江の迷いをいましめている折しも、風呂場で盗難事件が起る。大東の妻清子のダイヤの指輪が紛失したのである。詮議の末、疑いはかたくなに所持品検査を拒むおそのの上にかかった。が、無理矢理あけさせた行李から現れたのは、ダイヤならぬ一束の恋文-しかも若い日の首相烏山が、下宿の娘おそのへ宛てた古い恋文だった。ダイヤはシャボンの裏にみつかったが、問題の恋文をめぐって、選挙に利用しようとする野党、させまいとする与党の間で激しい値ぶみ戦がまき起る。息子の学資ほしさに大東派の百万円で手をうつたおそのも、遠山派の腹いせから事が新聞沙汰に及ぼうとするや、秘められた一生の思い出をまもるため、恋文も札束も火に投じた。

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作品データ

製作年
1953年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1953年2月25日
上映時間
84分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社