危険大歓迎
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危険大歓迎

1929年公開
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「スピーディー」に次ぐハロルド・ロイド氏の主演映画で「田吾作ロイド1番槍」「スピーディー」の原作者レックス・ニール氏とフェリックス・アドラー氏、クライド・ブラックマン氏が合作でストーリーを組み立てたものをロイド氏の片腕として「田吾作ロイド1番槍」や「スピーディー」の監督に常つたテッド・ワイルド氏が「キートン将軍」「無理矢理仰天黒手組」のクライド・ブラックマン氏と共同監督したもので主演者のほかに「都会の哀愁」「暇の時」のバーバラ・ケント嬢、ノア・ヤング氏、チャールズ・ミドルトン氏、ウィリアム・ウォーリング氏が出演している。カメラは「スピーディー」「田吾作ロイド1番槍」等のウォーター・ランディン氏とヘンリー・コーラー氏が担任。

ストーリー

以前サンフランシスコの警察に署長をしていたジム・ブレドソーの忘れがたみハロルドはシカゴで植物の研究をやっていたがサンフランシスコの警察に雇われることとなり汽車でサンフランシスコに向かう。途中コロラド州の一駅で早取り写真を撮ったところ意外にも写真の半分に可愛い娘の顔が写っていた。その後広い野原の真ん中に汽車が立ち往生した時ハロルドは草花の採集に夢中になっていたため汽車に置いて行かれた。やむなく通りかかりの自動車に乗せてもらうことにしたがそのまた自動車の調子が悪くその日は野営することとなった。自動車は1人の若者が足の悪いその弟を連れて運転していたものであったが兄と思っていたのが実は男でなく娘であり、しかもビリー・リーという早取り写真の主だったのでハロルドはビックリした。翌日ハロルドは近くの駅で彼らと別れサンフランシスコへ向かった。ビリイもまた弟の足を直しにサンフランシスコ中華街の名医チャン・ゴーのところへゆくべく車を走らせるのであった。警察へ勤めることになったハロルドは指紋狂となった。常時中華街にドラゴンと称する快漢出没しさまざまな悪事をやっていたがその正体は分からなかった。ハロルドは同僚からからかわれてジョン・ソープという男の指紋をドラゴンのだと言われ真にうけて中華街に乗りこみ図らずもビリーに合う。その時名医チャン・ゴーは花屋の店内で行方不明となる。ドラゴンの仕業であると睨んだハロルドは警察のため、恋人のために勇を鼓して不思議な花屋に進入し大勢の中国人と悪戦苦闘する。そして自分の額に残った指紋からドラゴンは改革派の首領ジョン・ソープであることを知りソープの屋敷に踏み込んで彼を白状させ医師チャン・ゴーを助け、警察とビリーを喜ばしたのである。

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作品データ

原題
Welcome Danger
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画
初公開日
1929年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社