むぎめし学園:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
むぎめし学園
むぎめし学園
-

むぎめし学園

1953年5月7日公開、100分
  • 上映館を探す
  • みたい
    0
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「二人の母」の金平軍之助の企画により、鶴飼正男の原作を「女といふ城 マリの巻」の館岡謙之助が脚色、戦前日活にいた森永健次郎が監督した。撮影は「蛇と鳩」の永塚一栄。音楽は「新東京行進曲」の木下忠司が担当している。出演者は「蛇と鳩」の舟橋元、「女ひとり大地を行く」の岸旗江俳優座の東恵美子ほか。

ストーリー

唐池学園長新見正治はいろいろな性格の孤児たちを抱えて、貞淑な妻保子の協力をうけながら、仕事にたのしい日を送っていた。ピアノの上手な脱走常習の草刈は、山野保姆に実母のような親しみを感じ、彼女も草刈には特に親身になって接した。ほかの孤児たちにはそれがねたましくてならず、ことごとに草刈につらく当った。ある夜中、草刈が苦しそうな顔つきで山野保姆の室に入っていき、それを誤解した田所指導員は山野をはげしく非難した。しかし、草刈が盲腸炎とわかって園長新見もほっと安心した。手術後の経過はよく、草刈は明るい表情でかえってきたが、彼をまっていたのは以前とかわらぬ孤児たちのねたみであった。草刈がおとなしければますます、ねたむ者たちは何かにつけて彼をいじめた。がまんしきれなくなった草刈は、ついに反抗し、他の園児たちを追い廻すようになり、手におえなくなって姉の家にかえされた。しかし、姉は意外に冷く、すべてに絶望した草刈は、やぶれかぶれになって強盗殺人の共犯者になってしまった。刑事につれられて学園を訪れた彼は、泪の眼でみる新見や山野を背に、静かにピアノの前に坐った。そして悲しみをじっとこらえながら淋しく少年院へとひかれていった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1953年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1953年5月7日
上映時間
100分
製作会社
東映東京


[c]キネマ旬報社