君の名は:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
君の名は
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君の名は

1953年9月15日公開、127分、恋愛
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菊田一夫のNHK連続ラジオドラマの映画化で、「その妹」の柳井隆雄の脚本を、「愛欲の裁き」の大庭秀雄が監督している。撮影は「美貌と罪」の斎藤毅、音楽は「金さん捕物帖 謎の人形師」の古関裕而。出演者は「旅路(1953)」の岸恵子、佐田啓二、月丘夢路、「きんぴら先生とお嬢さん」の淡島千景、野添ひとみ、「若旦那の縁談」の川喜多雄二、望月優子など。

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ストーリー

昭和二十年五月二十四日の東京大空襲の夜、数寄屋橋の上で互いに命を助け合った若い男女後宮春樹と氏家真知子は、半年後の二十四日の夜、この橋の上で再会しようと約束した。青年は別れ際「君の名は」と聞いたが、彼女は名を言わず立去った。しかし約束の夜真知子は遂に現われなかった。彼女は頑迷な叔父の強制で縁談の為佐渡ケ島に滞在していたのだ。そこの料亭ひさご家の娘綾の協力で、やがて真知子は春樹を探し求めるが、ようよう尋ね当てた春樹の姉で戦争未亡人の悠起枝もなぜか冷ややかであった。一年後の二十四日の晩遂に二人は再会したが、それは真知子が浜口勝則と結婚する前日でもあった。勝則と結婚した真知子の生活はうまくゆかなかった。姑は意地悪く、勝則は春樹との間を疑った。その頃綾は上京して、或宴会の席で春樹に会い、真知子の不幸を打明けるが、綾も何となく春樹に惹かれるのだった。が、春樹は新課長に転任してきた勝則に失職させられる。真知子は夫の卑劣な態度に我慢がならず、春樹の下宿へ詑びに行くが、姑に目撃されて遂に浜口家を飛びだす。数日後、彼女は佐渡ケ島の叔父の家の病床にあった。彼女は離婚を決意するが、既に勝則のたねを宿していた。死の道を選んだ真知子が、巍々たる断崖に辿りついた時、飛んできて彼女の躰を抱きしめたのは春樹だった。結婚をせがむ春樹に、真知子は告げねばならなかった。「いいえ、出来ません、浜口の子供が生れるんです。もはや私の生きている限り、私と浜口は太い鎖でつながれているのです」。鳴咽する真知子と衝哭する春樹の脚下に、佐渡の怒涛が轟然と砕ける。

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作品データ

製作年
1953年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1953年9月15日
上映時間
127分
製作会社
松竹大船
ジャンル
恋愛


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