“めでたい風景”より 新婚天気図
“めでたい風景”より 新婚天気図
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“めでたい風景”より 新婚天気図

1954年1月3日公開、41分
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「きんぴら先生とお嬢さん」の大町龍夫製作の中篇喜劇。“サンデー毎日”所載の源氏鶏太の原作『めでたい風景』より「若旦那の縁談」の津路嘉郎が脚色、同じく「若旦那の縁談」の穂積利昌が監督した。撮影中島信雄、音楽万城目正も「若旦那の縁談」と同じスタッフである。出演は「お嬢さん社長」の大坂志郎、「蛮から社員」の草間百合子、「乙女のめざめ」の東谷暎子など。

ストーリー

鶴亀酒造会社は、新発売清涼飲料水「アマカーラ」の宣伝に「ミス・アマカーラ」を募集した。辻村直子、五島靖子が同点だった。社長は菊平君に撰択権を与えた。彼は未来の妻である直子さんを撰んだ。ミス・アマカーラにカメラマンの小林君や若い連中が熱をあげる。社長や宣伝部長は心配で厳重な看視をする。菊平君は社長に呼ばれた。直子さんとの仲がばれて、クビかと心配すると、五島靖子を二代目にする迄秘密にしてくれと、口止料をもらう。二人は社長夫婦の媒酌で結婚した。二代目の人気が華華しくないというので、直子さんは菊平君を課長にという交換条件の下に復職する。菊平君はミス・アマカーラの御亭主だと、宴会では肴にされ、やけ酒に酔っては直子さんと大喧嘩を始める。伊東の温泉へ行った直子さんは、小売店主達の宴会の相手にさせられ、つくづく情なくなり、遂に離婚を決意する。同情している神楽坂はん子に励まされ、菊平君の苦衷を知ると、菊平君への愛も甦り、大急ぎで駅へ向う。菊平君が直子さんのポスターに八当りをし、やけ酒をあおっている留守に直子さんは帰って来る。乱れた部屋と大風呂敷に青くなって、菊平君を探しに飛び出す。菊平君も大風呂敷を見つけ、直子さんを呼びもどしに飛び出す。駅前で出会って仲直りが成立する。お父さんになる予定の菊平君の出勤姿は幸福そうだ。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1954年1月3日
上映時間
41分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社