奇跡の詩(1974):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
奇跡の詩(1974)
奇跡の詩(1974)
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奇跡の詩(1974)

1975年7月26日公開
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1971年、ペルーのリマからアンデス山脈を越え、アマゾンに到る途中で旅客機が落雷のために墜落。乗客92名のうち91名が死亡したが。17歳の少女が奇跡的に助かり、単身でジャングルからの脱出に成功した実話の映画化。監督・脚本は「アメリカの夜」のジョゼッペ・スコテーゼ、撮影はジョルジオ・トンティ、美術はサベリオ・ドジェルニオが各々担当。出演はスーザン・ペンハリゴン、グラッツィラ・ガルバーニ、ポール・ムラー、クライド・ピータースなど。

ストーリー

1971年12月23日、ペルーの首都リマの空港。17歳のユリアナ(スーザン・ペンハリゴン)は母(グラツィエラ・ガルバーニ)と共に、奥アマゾンの小さな町でジャングルの生態を研究している父(ポール・ムラー)を訪ねるためにランサ航空のロッキード・エレクトラ機に搭乗した。乗客、搭乗員は92人。飛行機はアンデス上空にさしかかったとき、乱気流にまき込まれて翼から火を吹いた。機は空中で分解し、ユリアナは座席ごと空中に放り出された。頬を打つ雨で気がついたユリアナは、深いジャングルの中で自分一人が生き残ったことを悟り、ジャングル学者である父の言葉を思い出していた。“水の流れるほうへ下れば最後には大河となり、大河のほとりには必ず人が住んでいる”。ユリアナは雨のあとに出来た流れを見失わないように注意深く下っていった。その頃、プカルパでは大騒ぎだった。救助隊が何組も編成され、陸と空から大がかりな捜索が開始された。果てしのないジャングルの中でユリアナは必死に歩き続けた。しかし食物はなく、木の葉のしずくをすするだけの毎日で4日目には彼女の体力も限界に達していた。陽だまりの小さな空地で眠り込んでしまい、小さな水の流れを見失っていた。だが、河のほとりにだけしかいないという鳥の鳴き声を聞き、再び歩き始めた。河はあった。ワニや蛇に襲われながらも、流木につかまって河を下った。だが、再び彼女の体力は尽きようとしていた。傷口には肉バエが群がり、ウジを産みつけていた。死力をふりしぼって彼女は再び河の中の流木につかまった。一方、捜索隊は8日目にしてやっと機体の破片を発見し、周囲の状況から生存者なしと発表した。9日目、流れを下っていたユリアナは小さな舟がつないであるのを発見して陸にあがるとそこに小さな小屋があった。人影はなかったが、これで助かったと思った彼女はぐっすりと眠り込んだ。この小屋は木こり小屋で、しばらくして帰ってきた木こりたちは少女を発見した。ユリアナがランサ航空の乗客の一人だっといっても容易に信用しなかった。何しろ墜落現場は2百キロも離れていた。病院で父とユリアナは再会し、しっかりと抱き合った。

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作品データ

原題
Miracles Still Happen
製作年
1974年
製作国
アメリカ
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1975年7月26日
製作会社
プルト・プロ


[c]キネマ旬報社