H・B・ワーナー
George_Clayton
マンスフィールド・スコット氏原作の探偵小説をフレッド・マイトン氏が脚色し、「妄執の影」と同じくヘンリー・キング氏の監督で作られた。H・B・ワーナー氏は「妄執の影」の如き劇よりも、かかる緊張した劇に於てその真価を発揮する人である。相手は「強者の道」「夢の国」出演のアンナ・Q・ニルソン嬢である。
ある週末宴会に於て暁1時間前にハリスン・カークが殺害されていた。スティール警部は来客全部を集めて昨夜の出来事を調べ始めた。前晩カークは催眠術師のため人々の面前で催眠術に掛けられて嘲笑された結果催眠術師に快くなかったことはあったが、これとて彼の死に何の関係もなさそうであった。その他の出来事とては、ジョージ・クレイトンという青年とカークとが争闘したことを人々が認めていたので、自然疑いはジョージに懸る。ジョージも自ら催眠術に掛けられ夢の中でカークを殺した事を認めた。しかしスティール警部は彼の自白と証拠の品とが一致しておらぬ事を突止め、巧みに計を用いて真犯人ボッブ・マニングを捕えることができた。
George_Clayton
Ellen_Aldrich
Bob_Manning
Norman_Osgood
Harrison_Kirk
Mrs._Montague
Dorothy
Mrs._Copeland
Judge_Copeland
Fred_Aldrich
[c]キネマ旬報社