こんなアベック見たことない
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こんなアベック見たことない

1954年7月14日公開、45分
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脚本は根津八郎、監督は小松原力、いずれも新人である。「心の日月」の姫田真佐久が撮影を、「春色お伝の方 江戸城炎上」の古賀政男が音楽を担当する。出演者は「慕情」の八木沢敏、新人矢島裕子、「こんな美男子見たことない」の船越英二、神楽坂はん子、「花のいのちを」の星ひかるなどである。

ストーリー

坂島繁造と真杉安吉はもともと同じ会社の同僚であったが、今は部長と守衛で、隣り合って住みながら互に犬猿の仲である。だが自動車の運転手をしている安吉の息子芳夫と繁造の娘敬子とは恋仲になっている。父の会社の社長の息子好太郎は敬子に目をつけるが、敬子は芳夫を愛するためそれに応じない。一方、芳夫は思い切って父に敬子との仲を打明けたが、案の定安吉は大憤慨であった。傷心の芳夫がある夜神楽坂を流していると、突然酔っぱらいの芸者が乗りこんできた。この芸者はかねてより好太郎と仲のいいかん子で、たまたま好太郎と敬子の結婚話をきき、口惜しさの余り酒をガブ飲みしたのだ。そしていつか正体もなく車の中で寝入ってしまったので、芳夫は仕方なく彼女を自分の家へ連れて寝かせた。翌朝、好太郎との縁談を迫られていることを打明けに芳夫の所へ来た敬子は、そこにかん子の寝姿を認め誤解した。それ以来芳夫は敬子から冷たく扱われ淋しさに胸が痛んだ。その頃、社長の方では道楽息子の身を固めさせようと、多額の手切金をもって神楽坂へ出かけたのだが、話を切り出したとたん、かん子の怒りを蒙って這々の態で逃げ出した。帰途坂島家へ行くため遇然芳夫のタクシーに乗ったが、その車内でかん子へ渡す筈だった手切金百万円を落して大あわてである。それは芳夫がとゞけたが、坂島家では敬子が失踪したと大騒ぎになっていた。好太郎と、かん子を伴った芳夫とが彼女を追ったが、何時の間にやら芳夫・敬子、好太郎・かん子が一対づつになってしまう。社長も今は止むなく、息子とかん子との結婚を認め、敬子とのことは諦めて百万円は芳夫と結婚する彼女の支度金として提供した。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年7月14日
上映時間
45分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社