八百屋お七 ふり袖月夜
八百屋お七 ふり袖月夜
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八百屋お七 ふり袖月夜

1954年9月7日公開、93分、時代劇
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樋口大祐と旗一兵の原作を「彌次喜多 東海道の巻 高野山詣での巻 木曽街道の巻」の舟橋和郎が脚色し、「妖異忠臣蔵」の松田定次が監督する。撮影は「妖異忠臣蔵」の川崎新太郎。出演者は「唄しぐれ おしどり若衆」のコンビ美空ひばり、中村錦之助に、「彌次喜多 東海道の巻 高野山詣での巻 木曽街道の巻」の大泉滉、「鳴門秘帖 後編(1954)」の堺駿二、「螢草」の市川春代、小杉勇、永田靖など。

ストーリー

明暦の大火のあと、八百屋久兵衛は娘お七、手代豆松と駒込の吉祥寺へ避難した。吉祥寺には、町方奉行所の与力生田左門の弟、吉三郎が預けられていた。お七と吉三郎は愛し合うようになったが、お七には上州屋の一人息子千太郎が想を寄せていた。上州屋は、奉行所の筆頭与力拓植十太夫の権力を借り、無頼漢湯島の竹を手先に使っていたが、金でお七を嫁に迎えようとした。お七は吉三郎に相談の手紙を書くが、とどかず返事が来ないので、父を助けるために千太郎と結婚する決心をした。吉三郎は兄左門を援けて、上州屋の様子を探り、またお七と再会する機会を求めていた。吉三郎は竹に脅喝されている料亭酔月の女将お千代をたすけた。お千代はお七の母で、お七のために店を売って上州屋に借金を返し、昔の暮しに戻ろうと久兵衛に相談した。お七は、大火は上州屋が拓植十太夫と組んで金儲けの為に竹に放火させたのだという秘密を聴き、逃げようとするが竹に捕えられ土蔵に監禁された。一方、左門、吉三郎達の上州屋内偵は着々と進み、上州屋は発覚を怖れ、確証を握るお七を手馴づけようと千太郎を唆かし、お七に挑ませる。お七の身に危機が迫った時、内偵のために上州屋に忍び込んでいた吉三郎が現われ、吉三郎の働きと、彼を助けようと火の見櫓に上ったお七が打つ半鐘の音で駈けつけた左門達の助けで上州屋一味は捕えられ、お七と吉三郎は結ばれた。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年9月7日
上映時間
93分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社