鶏はふたたび鳴く:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
鶏はふたたび鳴く
鶏はふたたび鳴く
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鶏はふたたび鳴く

1954年11月30日公開、118分
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「煙突の見える場所」、「愛と死の谷間」のコンビ、脚本椎名麟三、監督五所平之助の第三作で、「愛と死の谷間」の小原譲治が撮影に当る。出演者は「人生劇場 望郷篇 三州吉良港」の佐野周二、「東尋坊の鬼」の左幸子、「和蘭囃子」の南風洋子と小園蓉子のほか片桐余四郎改め佐竹明夫など。

ストーリー

天然ガスの噴出が止ってから急にさびれた南房州時の岬を復活させようとガスの試掘を始めた前田隆一は、事業に失敗し自殺した。母親のまつは、隆一は時田ふみ子に求婚を断られたので自殺したと思っていた。石油労働者世ン中、御落胤、学者、バクさん、サアさんは友達からの新らしい油田発見の知らせを待ち望みながら試掘井で働いていた。ふみ子の父時之助は、妻が駈け落ちして以来偏屈になり、町の人の物笑いの的になっていた。万代陽子は、好色な母親に対するのと同じ眼で町の人に見られるのを苦にしており、岬谷子は、幼い時の病気の為ビッコになり暗い性格になっていた。ふみ子、陽子、谷子の三人は、自分こそ一番不幸だと思い、また互に同情し合い一緒に自殺する約束をしていた。或る日、世ン中達の五人仲間に慰さめられたふみ子は彼等の持つ友情と、石油に対する情熱を知り、彼等の為に石油を出してやりたいと願った。時之助は腹を立てたが、ふみ子は五人仲間特に世ン中と親しくなった。ふみ子、陽子、谷子は石油の発掘に来たという鞍馬義夫に会った。人目を忍ぶという彼を陽子の家の離れに泊め、鞍馬をせきたてて、五人仲間と一緒に発掘作業を始めさせた。三人は次第に不幸を忘れ生きる望を持ち始めた。鞍馬は五百万円の拐帯犯人だったが、真剣な五人仲間の姿を見ると、自らを恥じて、罪を告白し海に身を投げた。その時、爆発音と共に温泉が噴出した。観光地になった町を去る五人仲間が、トラックに乗り込んだ時、ヨーさんがふみ子を自転車にのせて世ン中に送りとどけた。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年11月30日
上映時間
118分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社