三益愛子
小森たか
五人の兄妹と実業家の令嬢をめぐる恋愛メロドラマ。雑誌『平凡』連載の川口松太郎の小説を「獅子丸一平」の松山善三が松田昌一と共同脚色し「娘の人生案内」の田中重雄が監督、「東京暴力団」の長井信一が撮影を担当した。主なる出演者は「母笛子笛」の三益愛子、船越英二、「講道館四天王」の菅原謙二、「浅草の鬼」の根上淳、藤田圭子、「長崎の夜」の市川和子など。画家岩田専太郎が色彩監修に当る大映カラー。
ストーリー
浅井鉱業の社長浅井忠右衛門は邸内に柔道場を持っている程の柔道好きであった。一人娘の五月も柔道をたしなんでいた。社員の中に小森徹、喬の兄弟がいた。彼等も柔道が強かった。弟の喬は五月を愛していたが、兄の徹もまた彼女を愛しているのを知ると、苦しさに耐えず、会社を止め、ジャズドラマーになり、酒と喧嘩に明けくれる日を送るようになった。ある時忠右衛門と九州の鉱山に行った徹は、後から父を追って来た五月と会い、彼女が喬を愛しているのを知った。忠右衛門は一人娘の婿に同業の筑紫炭鉱の若き社長竹山を望んでいるが、竹山は喬の妹のきみ子と関係があり本気で結婚を望むきみ子の気持をよそに、五月にも心を寄せていた。父に結婚を強いられた五月は酒場に喬を訪れたが、喬は心にもない愛想ずかしをいい、傷心の五月は帰って行った。その五月を待合に誘ったのは竹山であった。それを知った喬が待合にかけつけると、一足先に来ていたきみ子が竹山と五月の姿に逆上して竹山を階段の下につきおとしたところであった。竹山は初めてきみ子の真情にうたれ、彼女との結婚を決意した。徹は喬と五月を結びあわせ、自分は九州の鉱山に転任して行くのであった。
キャスト
三田隆
長男繁
菅原謙二
次男徹
根上淳
三男喬
藤田佳子
長女きみ子
品川隆二
四男泰
柳永二郎
浅井忠右衛門
若尾文子
娘五月
船越英二
竹山幸雄
川上康子
万里子
水戸光子
マダム・リラ
川崎敬三
平山
ジョージ川口
バンド・マスター
スタッフ
監督
田中重雄
原作
川口松太郎
製作
永田雅一
撮影
長井信一
音楽
古関裕而
美術
仲美喜雄
照明
柴田恒吉
録音
長谷川光雄
企画
山崎治雄
色彩監修
岩田専太郎
脚色
松山善三
脚色
松田昌一
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
