殺人現行犯
殺人現行犯
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殺人現行犯

1955年11月29日公開、89分、サスペンス・ミステリー
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有馬頼義の小説「現行犯」を竹之上重人と佐伯清が脚色、「天保六道銭 平戸の海賊」の佐伯清が監督した。撮影は「終電車の死美人」の藤井静。主なる出演者は「サラリーマン 続・目白三平」の伊藤久哉、高木二朗、「美女と怪龍」の田代百合子、「赤いカンナの花咲けば」の三条美紀、「石松故郷へ帰る」の中原ひとみなど。

ストーリー

上野附近の酒場でバーテンが殺され十万円が盗まれた。その直後附近のバーで大金を持った男が酒を飲み、非常警戒の警官に誰何されて逃げたという情報を得た当局は、その男を有力な容疑者として追求を開始した。男の名は神在清悟といった。神在はある理由で十万円を持っていたが、偶然にバーテン殺しの犯人とうたがわれ、情婦のバー「フーちゃん」の女給房子のところに行った。房子は東北に行くという神在を送り出したが、彼に一抹のうたがいをいだいた。神在はかつての戦友柴に会い、自分が犯人でないこと、十万円の金は別のところから貰ったことを打明け、上野駅に向ったが、厳重な警戒陣を見ると、一種の反抗心を起して逃げ出し、再び房子のところに戻るのだった。たまたま神在の似顔絵が発見され新聞に出た。それを見たのは月岡健一の妻澪であった。神在に十万円を渡したのは澪であった。澪と神在はかつて恋仲であったが、神在は召集され、ついで戦死の公報を受けた澪は現在の夫健一と結婚したのであった。ところが神在は生きていた。彼の一家は広島にいたので原爆で全滅してしまった。東京に出て来た神在は偶然澪に会った。今も自分を愛している神在を見た澪は神在家から預った財産だといって、夫に内密で十万円を渡したのであった。自分の迷惑を考えて無実の抗議もせず、逃げ廻っている神在の気持を察した澪は警察に名乗り出た。神在の容疑は晴れた。折しも真犯人が捕えられた。神在は房子のところに戻って行った。泥酔した房子は訳の判らぬ悪罵を神在に浴びせた。カッとした神在はビールびんで房子をなぐり殺してしまうのだった。

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作品データ

製作年
1955年
製作国
日本
初公開日
1955年11月29日
上映時間
89分
製作会社
東映東京
ジャンル
サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社