忍術左源太:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
忍術左源太
忍術左源太
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忍術左源太

1956年1月8日公開、67分、時代劇
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「忍術三四郎」の小川正の脚本を新人深田金之助が第一回作品として監督、「荒獅子判官」の松井鴻が撮影を担当した。主なる出演者は「ふり袖小天狗」の東千代之介、「牢獄の花嫁」の伏見扇太郎、「薩摩飛脚 完結篇(1955)」の長谷川裕見子、「荒獅子判官」の千原しのぶ、「まぼろし怪盗団 (三部作)」の三笠博子、「幻術影法師・二部作」の薄田研二など。

ストーリー

天正十年、武田勝頼は家臣大乗寺大和守の謀叛によって織田信長に滅ぼされたが、自刃の直前、父信玄が隠した莫大な財宝の在処を秘めた家系図を息女手まり姫に渡し、戸隠左源太と山名清左衛門に譲らせて信州上田の真田幸村の許へ旅立たせた。それを知った大乗寺は侍大将菅野軍兵衛と女忍者おこんに、家系図奪取を命じた。追手は真田領の近くで左源太たちを囲み、手まり姫と系図箱を奪うが、横合いから手まり姫を浚った白覆面の一団があった。左源太は手負いの清左衛門を道端に寝ていたいなご小僧に托し、白覆面を追った。彼らは山塞に棲み、首領は白雲丸と呼ぶ美少年で、武田家の財宝を狙っているのだった。左源太は白雲丸と斬り結ぶが、盗賊はやて丸が系図箱を盗み去ったのに気がつき、剣を収めてはやて丸を追い、隠れ家をつきとめた。そこには異国商人を装う海賊の親分ジョンビルがいた。大乗寺を使嗾して主家に弓を引かせたのも、彼の仕業であった。はやて丸は左源太とジョンビルが闘っている隙に逃げ出し、芝居小屋の女座長お洋の衣裳箱に系図箱を隠した。それを嗅ぎつけたおこんの報らせで、大乗寺の手勢が芝居小屋になだれ込んだ。清左衛門やいなご小僧と再会した左源太も駈けつけ、系図箱争奪の死闘が続けられたが、遂に系図は真二つに破られたまま、ジョンビルと大乗寺一味の手に渡ってしまった。左源太は改心したはやて丸に手まり姫を預け、系図を追って出発するが、白雲丸と宿命の対決をすることになった。しかし、二人は兄弟であり、ジョンビルと大乗寺こそ父の仇と知るや大乗寺の屋敷に乗り込んで本懐をとげた。首尾よく系図を取り戻し、手まり姫を真田家に送り届けたことはいうまでもない。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年1月8日
上映時間
67分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇


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