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若さま侍捕物手帖 地獄の皿屋敷/べらんめえ活人剣
若さま侍捕物手帖 地獄の皿屋敷/べらんめえ活人剣
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若さま侍捕物手帖 地獄の皿屋敷/べらんめえ活人剣

1956年2月25日公開、108分、時代劇/サスペンス・ミステリー
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城昌幸原作の『双色渦紋』を、「弓張月」の村松道平と「御存じ快傑黒頭巾 危機一発」の西条照大郎が共同脚色し、「忍術左源太」の深田金之助が監督、「晴姿一番纏」の坪井誠が撮影を担当した。主なる出演者は、「旗本退屈男 謎の決闘状」の大川橋蔵、「警視庁物語 逃亡五分前」の星美智子、「鍔鳴浪人」の長谷川裕見子、原健策、加賀邦男、「赤穂浪士 天の巻・地の巻」の東宮秀樹、「「少年宮本武蔵」より 晴姿稚児の剣法」の横山エンタツなど。「若さま侍捕物手帖 地獄の皿屋敷」(1956年2月25日公開 52分)「若さま侍捕物手帖後編 べらんめえ活人剣」(1956年2月25日公開 56分)。

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ストーリー

前篇・地獄の皿屋敷--若さまは御用聞き小吉の注進で、二晩続けて賊に襲われたという質屋布袋屋に張り込んだところ、思惑通りその夜も宗十郎頭巾の曲者が押し入った。だが曲者は突如黒装束の一団に囲まれ、若さまが助けようと斬り合っている間に、何処ともなく姿を消した。若さまは布袋屋の息子治助から、事件のあらましを聞くが、それによると賊が狙っているのは山岡家に伝わる将軍家から拝領した呉須の皿と呼ぶ家宝で、当主帯刀が病に倒れた山岡家では金に困ってそれを布袋屋へ質入れした。ところが高家横川出羽守を通して、時の将軍家から呉須の皿を見たいと所望があり、山岡家では布袋屋に掛け合っている最中、主人彦兵衛が頓死したというのである。若様は山岡の息子が怪しいと思うが、隆之助は刀の持ちようも知らない柔弱者だった。彦兵衛の墓を掘り返すと石ころが一つ出てきたので、若さまは彦兵衛が生きていると睨み、漸く森の中の隠れ家をつきとめたが、一足ちがいで彦兵衛は死骸になっていた。しかも若さまの周囲には黒装束の一団が迫り、かなたの樹上からは短銃が狙っている。 後篇・べらんめえ活人剣--危い瞬間、若さまは宗十郎頭巾に救われたが、ここでも曲者は謎のように消えた。問題の皿の上覧があと二日に迫ったとき、出羽守が山岡家を訪ね、山岡の娘小百合との結婚を条件に助力を申し出るが、小百合は応じない。隆之助が若さまから借りた金を持って布袋屋へ行くと、皿は何者かに盗まれていた。その翌日、若さまは出羽守と黒装束の一団のつながりを発見し、小吉ととん平に出羽守の身辺を洗わせ、皿が出羽守の邸内にあるらしいことを知った。若さまが次の作戦に出ようとした折も折、敵は先手を打って、若さまの恋人で船宿喜仙の娘おいとを人質に奪い去った。残された一枚の紙片には「事件から手を引くまでおいとを預る。おいとを返して欲しくば単身、森の一軒家まで来たれ」とある。一軒家へ乗り込んだ若さまは、地下室においとを見つけたが、頭上から二重天井が落下してあわやと思われた刹那、またしても宗十郎頭巾に助けられた。さて、若さまは出羽守と布袋屋の番頭豊五郎がぐるになっていると推察し、出羽守邸に乗り込んだ。お定まりの大乱闘が起り、悪人輩はすべて亡ぼされた。黒頭巾の正体は意外にも山岡の娘小百合だった。

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作品データ

原題
Cases of A Young Lord
製作年
1956年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1956年2月25日
上映時間
108分
製作会社
東映京都
ジャンル
時代劇サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社