続へそくり社長
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続へそくり社長

1956年3月20日公開、84分
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「ますらを派出夫会」の笠原良三が脚本を書き「へそくり社長」の千葉泰樹が監督、「逃げてきた花嫁」の中井朝一が撮影を担当した。主なる出演者は「神阪四郎の犯罪」の森繁久彌、「見事な娘」の小林桂樹、司葉子、「へそくり社長」の越路吹雪、「乱菊物語」の八千草薫、「奥様は大学生」の太刀川洋一、「チエミの初恋チャッチャ娘」の藤間紫、「びっくり捕物帖 女いれずみ百万両」の古川縁波など。

ストーリー

社員慰労会の席上、大株主の赤倉が社長更迭を策動していることを、妻の厚子と先代社長の娘未知子から知らされた明和商事の社長田代善之助は、赤倉との連絡を、秘書の小森に命じた。小森は赤倉が熱海にいることをつきとめたが、そのために恋人悠子との約束をすっぽかさなければならなかった。田代社長は熱海に行って赤倉をつかまえ社長更迭策動の真偽を確めようとした。最初は中々泥をはかなかった赤倉も、赤倉夫人が突然現われるや俄かに意気消沈、田代社長のいうなりになってしまった。というのも小唄師匠の小鈴を同伴して来ていたのを夫人に発見されるのを恐れたからであった。小森が悠子の家に結婚の申込みに行こうとしていたある日曜日、未知子がゴルフに誘いに来た。主命とあれば是非もなく悠子との約束はまたもや延期。ゴルフ場では未知子は大株主の小野田と意気投合して小森はおいてきぼりをくってしまった。悠子には未知子とのことを誤解され、つくづく秘書稼業にいや気のさした小森が田代社長に「クビにしてくれ」というと、社長も「僕も社長がいやになった」と嘆く。未知子が小野田と結婚したいらしく、そうなれば小野田が社長になるからだというのだった。二人は痛飲し、小森がアパートに戻ると誤解の解けた悠子が待っていた。一方、社長も酔って帰宅し、いつもに似げなく細君を大声で怒鳴り、すっかり見直された。株主総会の日、社長はもう駄目だと観念したが、小野田に全権を委任された未知子の裁量で万事がうまくいった。小森は遂に悠子と結婚した。彼は新婚旅行の気持を、たとえ社長になっても忘れまいと心に誓うのだった。

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作品データ

原題
The President Talks Bank
製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年3月20日
上映時間
84分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社