久保明
大久保昭
「続大番 （風雲篇）」の笠原良三のオリジナル・シナリオを「生きている小平次」の青柳信雄が監督、同じく遠藤精一が撮影した東宝スコープ、アグファカラーで描く青春篇。主演は「大当り三色娘」の宝田明、江原達怡、「雪国(1957)」の久保明、「危険な英雄」の司葉子、「月と接吻」の三木のり平、「最後の脱走」の団令子。ほかに小林桂樹、草笛光子、佐原健二、藤原釜足、清川虹子、松島トモ子など。
ストーリー
城南大学生の三人組大久保、高田、前原はサイクリングの途中で、川で溺れていた少年を救けて、その姉の順子を知った。程なく水泳部の練習が始ったが、父が仕事に失敗したことを知って、大久保のタイムは悪く、コーチや部員達を心配させた。そこへ訪ねて来た順子は、大久保に同情して自分の勤務先のデパートの配達係にアルバイトを世話した。大久保は配達先でスイミングクラブの中島美智子に会い、妹の家庭教師を頼まれた。そのことを順子に報せると大久保に恋心を抱き始めた順子は、かつてのクラスメートの美智子の出現が面白くなかった。合宿に顔を見せない大久保のことを心配した高田は彼の父の失敗を知って、自分達で応援するから、合宿にもどることをすすめる。調子の回復した大久保のために、「大久保を励ますパーティ」を高田の指揮する軽音楽部の応援で開き、大成功をおさめた。しかし利益金を倍にしようと、前原が株に手を出しおまけに二万円の穴をあけてしまった。高田はかねがね話のあったレコード会社と契約して金をうめあわせた。こうした事情も知らないで、大久保は練習に励み全日本学生水泳大会を迎えた。四百米自由型に出場した大久保は、順子らの応援の甲斐あって、見事優勝することが出来た。喜びに沸く控室で大久保は初めて、高田がレコード会社と契約して金を作ったことを知った。やがて秋の大学祭で巡業から帰った高田は、大久保と再会を喜んでいる時、前原が失敗した株が急騰し、十六万円も儲けたことを告げた。この金で高田の契約を来年まで延期してもらおうと相談する三人の表情は明るく、折からの大合唱が何時までも、夜空にこだましていた。
キャスト
宝田明
高田信一
江原達怡
前原達夫
藤原釜足
大久保礼助
清川虹子
大久保常子
谷節子
大久保信子
司葉子
水野順子
大沢幸浩
水野幸一郎
団令子
中島美智子
一の宮あつ子
中島夫人
松島トモ子
中島正子
環三千世
戸上敬子
加藤春哉
横山
草笛光子
小柴晴美
小林桂樹
山岡
太刀川寛
松本
藤木悠
岡部
レオポルド・マレスコ
丸山
清水一郎
北川
佐原健二
山田
美川章子
トキ子
近江正俊
アナウンサー
森川信
デパートの客
三木のり平
クリーニングの親父
スタッフ
監督
青柳信雄
脚本
笠原良三
製作
藤本真澄
製作
三輪礼二
撮影
遠藤精一
音楽
古関裕而
美術
北猛夫
美術
阿久根巖
編集
岩下廣一
照明
西川鶴三
録音
宮崎正信
助監督
岩城英二
製作担当者
鈴木政雄
スチール
秦大三
記録
田口靖子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Schooldays
- 製作年
- 1957年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
- 初公開日
- 1957年9月22日
- 上映時間
- 105分
- 製作会社
- 東宝
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
