燻ぶる燃屑:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
燻ぶる燃屑
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燻ぶる燃屑

1920年公開
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「真鑄の門」の作者ケイト・コーバリー女史の原作を「正邪の兄弟(1919)」等と同じくフランク・キーナン氏自ら監督した人情悲劇で、氏の扮する漂泊者が父の深い慈愛を表現する力強い演技を見るべき映画である。クリスティー喜劇に居たジェイ・ベラスコ氏や「芸術の妻」や「眠れる心」に出演したトム・ガイス氏、其他ケート・ヴァン・ビューレン嬢等が対手を勤めて居る。

ストーリー

ジョン・コンローイは妻が幼児を連れたまま我が友と馳落ちしてからは、身分を包んで漂泊者の群に入り、20年は水と流れる今は成人した彼の息子は、彼の継父の政治上の野心の為に、愛を感じぬ娘と結婚を強いられて居た。継父は又息子の財産を横領しようと悪策を廻らして居る。之を知ったコンローイは、友を求める寂しい漂泊者を装って息子に近づき、彼が様々の苦しみと誘惑から彼を救い、息子の幸福なありさまを見て、父であるとの一言も云い得ず、再び広漠たる自由の野に去って行った。

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作品データ

原題
The Smouldering Embers
製作年
1920年
製作国
アメリカ
初公開日
1920年
製作会社
パテー映画


[c]キネマ旬報社