監督
窯業の里・信楽を舞台に、身体の障害を乗り越えてこの町で働く人々の姿を描くドキュメンタリー。監督は「世なおし準公選」の西山正啓。撮影は同作の一之瀬正史がそれぞれ担当。(16ミリ)
ストーリー
信楽は狸の焼物で知られる窯業の里として有名である。しかし、この町で働く106人のいわゆる知的障害と呼ばれる人たちのことはあまり知られていない。彼らが働く職場の数は44。信楽の全就労者が約2000人。その数から見れば5%の比率である。そんな町に19才になるひとりの若者が就職にチャレンジする。信楽で30年来続けられてきた知的障害の人たちの就労の意味を浮き彫りにしていくために、彼を取り巻く勤続10年に及ぶ先輩たちの職場での人間模様を丹念に映し出していく。
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作品データ
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