懐しのブルース:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
懐しのブルース
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懐しのブルース

1948年1月8日公開、76分
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シナリオは「二連銃の鬼」の鈴木兵吾、メガフォンは「はたちの青春」「浅草の坊ちやん」の佐々木康、キャメラは「浅草の坊ちやん」の斎藤毅が担当する。「リラの花忘れじ」に次ぐ高峰三枝子「こころ月の如く」に次ぐ上原謙に俳優座の小沢英太郎、東野英治郎、この映画でデビューする新人眞船圭子らの出演。

ストーリー

時代の嵐はついに名門立松家を崩壊させた。当主の通房は学者はだで生活には無力な男であったので、長女の伸子はその父と信州富士見高原の療養所に胸の病を憩めている妹寿子の療養費を助けるため、父に隠してキャバレーの歌い手になった。美貌と美声の彼女はたちまち花形となり、若い貿易商脇村浩介に見そめられ、いつか二人の交際は深い理解と愛情によって離れ難いものになっていた。伸子の選んだ職業に一徹な父は愕然とし、自分たちの邸宅を買取ってくれた滝川からの斡旋で実業家宮地との縁談をまとめようと伸子に勧めるが、伸子の心は動かなかった。伸子は初秋の一日を脇村に誘われて三浦半島に遊び、帰途夕食に立寄ったホテルは実は旧いわが家の新しい姿であった。感慨をこめた彼女の瞳から脇村は彼女の総てを知る。家へ帰ると滝川から縁談の断りと、妹寿子から退院間近い旨の便りが来ていた。富士見高原に元気になった妹を迎えた伸子は、一人の胸を病む美しい女性に会い、話しているうちに彼女は脇村の妻であることが判り、伸子の心の動揺は大きかった。なぜ奥様がおありだった事をおっしゃって下さらなかったの--伸子は涙の瞳で脇村を難詰した。しかし脇村の病妻加奈子を幸福にするために自分の立場に気付いた伸子は、脇村に二度とキャバレーに来てくれないことを約束して、再びキャバレー・ムーンライトにブルースを歌うのであった。

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作品データ

製作年
1948年
製作国
日本
配給
松竹・大船
初公開日
1948年1月8日
上映時間
76分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社