憧れのホームラン王:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
憧れのホームラン王
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憧れのホームラン王

1951年7月27日公開、29分
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「離婚結婚」の大町龍夫が製作し、助監督出身の長島豊次郎が原作を書き演出(第一回)にも当った短編映画。脚本は「ザクザク娘」の中山隆三、撮影は井上晴二。出演者は松竹ロビンスの小鶴誠、「自由学校(1951 渋谷実)」の佐田啓二、「あゝ青春」の桜むつ子、その他日夏紀子、土紀就一など。

ストーリー

小学校五年生竹中勇はある日級友の一人が小鶴選手を知っていると言い出して、皆の人気がその級友に集ったことを羨しく思って、つい「小鶴ならぼくの親類なんだ」と負けず嫌いの嘘をついてしまった。そして、間もなく行われる対抗試合の審判を小鶴に頼むことを引受けてしまった。その噂は忽ち校内中に拡まり、勇は自分の嘘が、意外に大きな波紋を投げたことに苦しんだ。そんな勇を優しく慰め、自ら後楽園へ小鶴に交渉に行ってくれたのは、普段頭が悪くて馬鹿にされていた原田三吉であった。三吉の尽力で小鶴は対抗野球の審判に来てくれ、試合後に勇のノートに「嘘をついてはいけない」と書いてくれた。小鶴を見上げる勇の目には、もう嘘はつくまいという決意が漲っていた。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1951年7月27日
上映時間
29分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社