哀愁の夜(1951):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
哀愁の夜(1951)
哀愁の夜(1951)
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哀愁の夜(1951)

1951年11月9日公開、80分
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「若人の歌」「ホープさん」の藤本真澄の製作。井上靖の原作『二枚の招待状』より、「ホープさん」の井手俊郎が脚色し、「その人の名は言えない」の杉江敏男の監督、「メスを持つ処女」の会田吉男が撮影に当っている。出演者は「東京の門」で映画に初めて出演した越路吹雪が東宝専属となった第一回作品。「湯の町情話」の折原啓子、「麦秋」の二本柳寛に、千石規子、村田知英子、千秋実、英百合子などが出演。

ストーリー

レヴュー劇場の歌手夏村マヤと坂根田鶴子は、地方廻りをきらって劇団をやめた。田鶴子は愛する男と生活に走り、マヤは流行歌手を希望してあるレコード会社のテストを受けるが失敗した失意のマヤが雨の舗道にたたずんでいたとき見知らぬ男が「素晴しい声ですよ」と声をかけて去った。マヤは田鶴子をアパートに訪ねると彼女は愛人のイニシャルをワイシャツに刺繍していた。「R・T」。それは暗黒街の紳士津々木良一で、マヤに声をかけた男だった。そんなことを知らぬマヤは、生活のためキャバレーに勤めたが、クリスマスの夜再び津々木に会い、一緒に躍りながらその胸にバラの花を挿してやった。東洋劇場の演出家須貝の推せんで舞台に復活したマヤの人気はすばらしかった。その頃津々木は喬子という悪性の女につきまとわれていたが、星の美しい夜、ふたたびマヤに会い、二人は夜道を一緒に歩いた。東洋劇場の初日にマヤは二枚の招待状を出した。一枚は田鶴子、一枚は津々木へであった。その日身に危険の追った津々木は田鶴子をつれて高飛びをする約束をした。田鶴子はその前に思ってマヤの楽屋をおとづれ、津々木も一眼マヤに会ってと、喬子のピストルで傷ついた身を劇場へはこんだ。舞台から津々木の姿を見て思わずほほえんだマヤは同時にそのワイシャツの胸に見覚えのあるイニシャルを見た。そして彼が刑事によって連れ去られる姿も。哀しみを堪えて歌うマヤに何も知らぬ人々は萬雷の拍手を送った。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1951年11月9日
上映時間
80分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社