シーズ・レイン
シーズ・レイン
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シーズ・レイン

1993年4月3日公開、95分
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神戸を舞台に、友だちとして過ごしてきた高校生の男女が繰り広げる恋と友情、出会いと別れを描く青春映画。平中悠一の同名小説を原作に、自主映画出身の白羽弥仁が手がけた劇場デビュー作。撮影を「はるか、ノスタルジィ」の阪本善尚が担当。主人公の男女二人には、CFやテレビで活躍する小松千春と歌手の染谷俊が扮し、それぞれスクリーンデビューを飾った。2024年、デジタルリマスター版が完成し、宝塚映画祭(11月1日~7日/宝塚シネ・ピピア)にて記念上映。公開から2年後の阪神淡路大震災によって失われた神戸や阪神間の美しい街並みが満載で、時を経て貴重な街の記録ともなっている。

ストーリー

別々の高校に通う高校三年のレイコとユーイチは、友だち以上に仲がよかったが、お互いに恋人同士とは思っていなかった。クラスメートのサーコはそんな二人を歯痒く感じていたが、レイコには憧れの歯科医・岸本がいて、ユーイチもそれを認めていた。だが、夏休みの直前、ユーイチの幼なじみのユウコがロンドンから帰ってきて、二人の関係に微妙な影を落とす。そんな時ユーイチの友人のタカノブがユウコに一目惚れし、彼女に告白するために壮大なパーティを開いた。パーティーの席上でユーイチとレイコはお互いの想いを確認するのもつかの間、タカノブに告白され同様するユウコに抱きつかれたユーイチの姿を目撃したレイコはパーティーを抜け出してしまう。小さな誤解から生まれた亀裂は決定的なものになってしまった。そして翌年。レイコは東京の大学へ行き、ユーイチは予備校に通うことになった。その年の夏、神戸に帰ってきたレイコはユーイチと一年ぶりに出会う。そして今度こそ別れの時がやって来たことをお互いに理解するのだった。

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作品データ

製作年
1993年
製作国
日本
配給
東映アスト口フィルム
初公開日
1993年4月3日
上映時間
95分
製作会社
『シーズ・レイン』製作委員会作品(製作協力*エッセンコミュニケーションズ=オフィス・ボーダー)


[c]キネマ旬報社