日本の物理学史で重要な位置を占める物理学者・朝永振一郎の偉大な業績と生涯を、関係者の証言などを折りまぜて紹介する伝記映画。現代物理学の基礎ともいえる「くりこみ理論」を生み出した朝永は、同じテーマに取り組んでいた欧米の研究者たちが研究を諦めてしまった中で、若き日の志を貫いて研究を続け、“場の量子論”の矛盾を取り除く観点を発見した。そんな朝永の生涯を、多くの証言と貴重な映像とで綴っていく。91年4月の製作開始から、3年10カ月を費やして完成した力作。95年度キネマ旬報文化映画ベストテン第1位。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。