脚本、演出
加賀市が“中谷宇吉郎雪の記念館”の建設にあたり、来館する人々に中谷宇吉郎の生涯と業績を紹介するための映像として製作した記録映画。寺田寅彦の助手として科学の道に進んだ中谷宇吉郎は、北海道大学の低温研究室で雪の結晶の研究に没頭し、昭和11年には人工雪の結晶作りに成功。晩年はシカゴの雪氷永久凍土研究所で天然の氷の単結晶の研究に携わり、グリーンランドの研究所のプロジェクトにも参加した。61年の生涯にわたって「雪は天から送られた手紙である」と素朴に、また率直に自然と向き合った中谷宇吉郎の人と世界を、初期の雪の結晶研究の様子を伝える貴重な資料フィルムなども活用して描いている。95年度キネマ旬報文化映画ベストテン第8位。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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