勝手にしやがれ!! 英雄計画
勝手にしやがれ!! 英雄計画
3.1

勝手にしやがれ!! 英雄計画

1996年9月21日公開
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おなじみ雄次と耕作の便利屋コンビが思わぬトラブルに巻き込まれていく様を軽妙に描いたシリーズ第6弾。監督はシリーズすべてを手掛けた黒沢清。撮影も同じく喜久村徳章。シリーズ通しての主演は哀川翔と前田耕陽の名コンビで、毎回話題となるマドンナには「BOXER JOE」の黒谷友香が扮している。

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ストーリー

ある日、ヤクザに追い回されていた雄次と耕作は、バカが付くほどの正義漢の青柳という男と出会った。彼がヤクザにも注意をうながしたお陰で雄次たちは助かり、彼を気に入った雄次は今後も協力すると約束する。青柳は雨宮というヤクザを追放するための市民運動に参加しており、彼の妹・玲子にも頼まれて、雄次はこの追放運動を手伝うことになった。しかし、雨宮は無作法なばかりでとても追放すべき悪徳ヤクザとは思えない。雨宮に気に入られてしまった雄次は、実は彼がただの畳屋だと知るが、ヤクザを気取る雨宮に口止めされる。追放運動も下火になった頃、青柳が脚を撃たれる事件が起きて運動が再燃。雄次は仕方なく雨宮に町を出るよう説得し、そのままヤクザを追い出した町の英雄となってしまった。町出身の国会議員もやってきて町中が浮かれる中、雄次はあの銃撃事件が青柳の自作自演だったと気付く。ところが青柳の通報により青柳狙撃の濡れ衣を着せられてしまった雄次は、耕作たちの前から姿を消した。一年後、政治家となった青柳は町の浄化運動を強固に推し進め、ホームレスの人々を圧迫していた。ホームレスは闘争を繰り広げ、玲子もそれに加わっていた。浄化によって町が住みにくくなったとぼやく耕作の前に、密かに某所のホームレス闘争のリーダーとなっていた雄次と雨宮が帰ってくる。雄次たちは青柳を誘拐して彼の“弱み”をテープに録音するが、青柳は逆に玲子を人質にしてテープを取り返し、雄次たちの立てこもった場所が警官に包囲されてしまう。雄次と耕作は銃声が響きわたり煙棚引く暗闇の中を静かに突き進んでいった。

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作品データ

製作年
1996年
製作国
日本
配給
ケイエスエス
初公開日
1996年9月21日
製作会社
ケイエスエス作品(製作協力*ツインズ)


[c]キネマ旬報社