西川峰子
原田冴子
夫の遺志を継ぎ組長を襲名したヒロインが、抗争に終止符を打つべく立ち上がる姿を描くやくざ映画。大下英治の同名小説（桃園文庫・刊）の映画化で、監督は本作がデビューとなる山川元。脚本は冨田二人と山川の共同、撮影は「我が人生最悪の時」の長田勇市が担当。スーパー16ミリ。
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ストーリー
鮭城組三代目組長・原田真一郎が関西の吉本組が送り込んだヒットマンに殺され、その妻・冴子が遺志を継ぎ組長を襲名した。原田を守りきれなかった英二は恋人のまゆみに別れを告げ、単身敵地に乗り込み吉本の命を取った。数年たち、服役から戻って来た英二はガラリと様変わりした組の様子に驚く。組長代行の黒木が先代の意向を無視してシャブに手を出し、経済ヤクザとしてシノギを広げていたのだ。しかも吉本組の元若頭・竜崎ひきいる竜崎組が進出をはじめ、度々いざこざが起きているにもかかわらず、黒木は見て見ぬふりをしていた。また出所寸前まで英二を待っていたはずのまゆみもいなかった。ある日、冴子が竜崎組に命を狙われた。報復に立ち上がる英二を何故か黒木が止める。全ては黒木と竜崎が裏で手を組んで行っていたことだった。まゆみも竜崎にレイプされ、彼に復讐するため姿を消していたのだ。まゆみに再会し、全てを知った英二は黒木を撃つ。一方単身竜崎の元へ向かった冴子は、自ら撃たれながらも竜崎を刺し殺し、落とし前をつける。英二らに見守られ、これでようやく夫の元に行くことが出来ると呟きながら……。
スタッフ
監督、脚本
山川元
脚本
冨田二人
原作
大下英治
製作、企画
神野智
撮影
長田勇市
音楽
キャッツ
音楽
八木橋敬也
美術
丸尾知行
編集
冨田伸子
照明
長田達也
録音
相川比登志
助監督
前田哲
プロデューサー
岩田靖弘
プロデューサー
下田淳行
プロデューサー
鎌田賢一
スチール
塩谷茂
スクリプター
竹田宏子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1994年
- 製作国
- 日本
- 配給
- ヒーロー
- 初公開日
- 1994年10月29日
- 上映時間
- 80分
- 製作会社
- ＮＬＰプロジェクト作品（制作ツインズ）
[c]キネマ旬報社
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