渡辺祥
加藤千尋
反抗的態度をとる小学生と、彼らを理解しようと取り組んだ若い女性教師を描く。監督は「やがて…春」の中山節夫。
小学校5年生の桜井太と米山圭二。太は母親貴子の勧めで私立中学受験をめざすことになり、大好きだったサッカーをやめ塾に通い始める。圭二は両親が離婚し、一緒に暮らしている母親清子がデパートで働いているため、放課後はひとりコンビニやゲームセンターなどでうろついていた。この二人がある日突然荒れだした。担任の加藤千尋(ちひろ)は「二人には、人に言えない悲しみがあるのかもしれない」と考え、子供たちの心をつかもうと努力を続ける。太と圭二は、親たちの生活と大人の身勝手な振る舞いに翻弄され居場所を失っていたのだ。親たちも二人の子供も固く心を閉ざしていたが、千尋の努力とクラスの子供たちの協力とによって、太と圭二はもとの元気な少年の姿を取り戻すのだった。
加藤千尋
米山清子
羽賀絹江
桜井貴子
山本陽介
大黒先生
羽賀康彦
桜井武
武田和雄
竹中先生
校長先生
塾の講師・中村
米山圭二
桜井太
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